担保でお金を借りる全方法|種類・審査・リスクを徹底解説

担保でお金を借りる全方法|種類・審査・リスクを徹底解説 マネーコラム

担保を使ってお金を借りたいと考えたとき、まず気になるのは「何を担保にすればいいのか」という点ではないでしょうか。不動産や保険、株式など、担保になるものは思っている以上に種類があります。担保 で お金 借りる方法は一つではなく、手元にある資産の種類によって選ぶべき手段が変わってきます。

この記事では、担保を使った借り入れの仕組みから、担保の種類別の特徴、金利・審査の目安、そして返済が困難になったときのリスクまで順を追って解説します。どの方法が自分に合っているか、読み終わった後に判断できる内容を用意しました。

  1. 担保でお金を借りるとはどういう仕組みか?
    1. 担保とは何かをわかりやすく説明すると?
    2. 無担保ローンとの違いとは?
    3. 担保を設定すると借り入れ条件はどう変わるか?
  2. 担保になるものの種類とは?
    1. 不動産(土地・建物)を担保にするとは?
    2. 有価証券(株式・投資信託)を担保にするとは?
    3. 生命保険の解約返戻金を担保にするとは?
    4. 自動車を担保にするとは?
  3. 担保ローンでいくら借りられるかの目安とは?
    1. 担保評価額とはどのように計算されるか?
    2. 融資可能額の上限(LTV)はどのくらいか?
    3. 借入可能額の具体的な計算例を見ると?
  4. 銀行・ノンバンク・消費者金融の違いとは?
    1. 銀行で担保ローンを利用する場合の特徴とは?
    2. ノンバンクで担保ローンを利用する場合の特徴とは?
    3. どちらを選ぶべき判断基準とは?
  5. 不動産担保ローンの審査基準とは?
    1. 審査で見られる主な項目とは?
    2. 審査に通りやすくなる準備とは?
    3. 審査に落ちる主な理由とは?
  6. 担保でお金を借りる手続きの流れとは?
    1. 申し込みから融資実行までの流れとは?
    2. 必要書類の一覧とは?
    3. 融資実行までにかかる日数の目安とは?
  7. 担保ローンの金利の目安とは?
    1. 不動産担保ローンの金利相場とは?
    2. 証券・保険担保の金利相場とは?
    3. 金利を下げるために交渉できるポイントとは?
  8. 担保ローンのメリットとは?
    1. 無担保ローンより金利が低い理由とは?
    2. 高額融資が受けやすい理由とは?
    3. 資金用途が原則自由である点とは?
  9. 担保ローンのデメリット・リスクとは?
    1. 返済できなかった場合に何が起きるか?
    2. 諸費用(登記・手数料)が高くなりやすい理由とは?
    3. 担保評価額が思ったより低くなるケースとは?
  10. 家を担保にする場合に特に注意すべきこととは?
    1. 住宅ローン残債がある場合に借りられるかどうかは?
    2. 家族が共有名義の場合の注意点とは?
    3. 競売・任意売却になるリスクを避けるには?
  11. 悪質業者・ヤミ金を見抜く方法とは?
    1. 「審査なし」「ブラックでも可」の表現が危険な理由とは?
    2. 金融庁の登録業者確認の具体的な手順とは?
    3. 怪しいと感じたときの相談先とは?
  12. 担保ローンの審査に落ちた場合の代替手段とは?
    1. リースバックとは何か・担保ローンとどう違うか?
    2. 任意売却という選択肢とは?
    3. 公的融資制度の活用を検討できるケースとは?
  13. よくある質問(FAQ)
    1. 担保がなければお金を借りる方法はないか?
    2. 親の土地を担保にして自分が借りることはできるか?
    3. 賃貸物件(投資用不動産)を担保にすることはできるか?
    4. 担保ローンの申し込みをしてから断られても問題はないか?
    5. 担保を複数設定して融資額を増やすことはできるか?
  14. まとめ
    1. 参考文献

担保でお金を借りるとはどういう仕組みか?

「担保を提供してお金を借りる」という表現は耳にしたことがあっても、実際にどういう仕組みなのか説明できる人は少ないかもしれません。まず基本的な考え方から整理しましょう。

担保とは何かをわかりやすく説明すると?

担保とは、借り入れができなかった場合に備えて、貸す側が回収できるよう事前に差し出す資産のことです。たとえば不動産を担保に設定すると、万一返済できなくなった際にその不動産を売却して貸付金を回収できる権利を、金融機関が持つことになります。

担保を提供することで、金融機関のリスクが下がります。だからこそ、金利を低く設定したり、高額な融資に対応したりできる仕組みになっています。担保は「信用の代わり」として機能していると考えるとわかりやすいでしょう。

無担保ローンとの違いとは?

無担保ローンは、資産を差し出す必要がなく、本人の収入や信用情報だけで審査されるローンです。カードローンやフリーローンがその代表例です。手軽に申し込める一方、借入限度額は年収の3分の1を超えない範囲(総量規制)に制限されます。

担保ローンには総量規制が原則適用されないため、不動産評価額に応じて数千万円単位の融資も可能になります。一方で審査項目が多く、時間と手間もかかります。どちらが「良い」ではなく、必要な金額によって使い分けるものです。

担保を設定すると借り入れ条件はどう変わるか?

担保を設定すると、大きく3つの条件が変わります。金利が低くなる借入可能額が増える返済期間を長く設定できるという点です。

ただし、担保を設定する手続きには費用が伴います。不動産であれば登記費用・司法書士報酬・事務手数料・印紙税などがかかります。これらを含めた「実質的なコスト」で比較することが大切です。

担保になるものの種類とは?

担保は不動産だけではありません。手元にある資産の種類によって選べる借り入れ方法が変わります。代表的な4種類を確認しておきましょう。

担保の種類 借り入れ先 借入可能額の目安 金利の目安
不動産(土地・建物) 銀行・ノンバンク 評価額の60〜80% 年1〜8%程度
有価証券(株・投資信託) 証券会社・銀行 評価額の50〜70% 年1〜4%程度
生命保険(解約返戻金) 保険会社 解約返戻金の60〜90% 年2〜6%程度
自動車・動産 ノンバンク・質屋 評価額の50%前後 高め(業者による)

不動産(土地・建物)を担保にするとは?

土地や建物を担保に設定する方法が「不動産担保ローン」です。担保の種類の中で最も取り扱いが多く、銀行・ノンバンク・消費者金融系のさまざまな金融機関が商品を用意しています。

価値が比較的安定している点が、金融機関に評価される理由です。評価額に対して60〜80%程度が借入上限の目安になります。住宅ローンが残っている場合でも、担保余力(評価額から残債を引いた額)があれば利用できる可能性があります。

有価証券(株式・投資信託)を担保にするとは?

保有している株式や投資信託を担保にして借り入れる方法が「証券担保ローン」です。証券会社や銀行が取り扱っており、売却せずに資金を調達できる点が最大の特徴です。

ただし、株価が下落して担保価値が融資残高を下回ると、追加担保の提供や一部返済を求められるケースがあります。価格変動リスクをあらかじめ理解した上で利用する必要があります。

生命保険の解約返戻金を担保にするとは?

終身保険や養老保険などの積立型生命保険に加入している場合、解約返戻金を担保に保険会社からお金を借りられる「契約者貸付制度」があります。

審査がほぼ不要で、保険の保障はそのまま継続できます。借りられる金額は解約返戻金の60〜90%の範囲内です。利息は複利計算で積み上がるため、借りっぱなしにしておくと元利合計が解約返戻金を超え、保険契約が失効するリスクがある点は要注意です。

自動車を担保にするとは?

所有する自動車を担保にしてお金を借りる方法もあります。取り扱うのはノンバンクや質屋系の業者が多く、ローンが残っていない自動車が対象になる場合がほとんどです。

借入可能額は車の査定額に基づいて決まり、評価額の50%前後が目安です。不動産担保に比べると金利が高く、担保価値の下落スピードも速い点を念頭に置いておきましょう。

担保ローンでいくら借りられるかの目安とは?

「いくら借りられるか」は、担保の評価額だけで決まるわけではありません。実際の借入可能額は2つの要素をかけ合わせて算出されます。

担保評価額とはどのように計算されるか?

金融機関はまず担保の「評価額」を独自に算出します。不動産の場合、路線価・固定資産税評価額・市場相場を参考にしつつ、立地・築年数・災害リスクなどを加味して算定します。

市場で売れそうな価格と、金融機関が算出する評価額は必ずしも一致しません。評価額が思ったより低くなるケースもあるため、事前に仮審査や査定を複数社で比較することをおすすめします。

融資可能額の上限(LTV)はどのくらいか?

LTV(Loan To Value)とは、担保評価額に対する融資額の割合を指します。不動産担保ローンでは一般的に60〜80%が上限の目安です。

たとえば評価額が3,000万円の不動産なら、融資上限は1,800万〜2,400万円程度になります。ただし住宅ローンの残債がある場合は、その残高を差し引いた「担保余力」が実質の上限になります。

借入可能額の具体的な計算例を見ると?

実務では「担保から決まる上限」と「返済能力から決まる上限」のうち、低いほうが最終的な融資額になります。

たとえば評価額4,000万円の自宅・住宅ローン残債1,200万円・掛目70%という条件なら、担保上限は2,800万円で残債を引いた担保余力は1,600万円です。月の手取り60万円で返済を25%以内に抑えると、金利2%・10年返済での上限は約1,630万円程度です。この場合、実際の借入可能額は1,600万円前後になります。

銀行・ノンバンク・消費者金融の違いとは?

担保ローンを扱う金融機関は大きく3種類に分かれます。それぞれ審査の厳しさ・金利・スピードが異なるため、状況に合わせた選択が重要です。

銀行で担保ローンを利用する場合の特徴とは?

銀行の不動産担保ローンは、金利が年1〜5%程度と低い水準が魅力です。信頼性・ブランド力が高く、長期の返済にも対応しやすい点も長所です。

一方で、審査基準が厳しく、収入・信用情報・物件の条件が揃っていないと通過しにくいです。融資実行まで数週間〜1か月以上かかるケースも珍しくありません。

ノンバンクで担保ローンを利用する場合の特徴とは?

ノンバンクは銀行に比べて審査の柔軟性が高く、赤字決算の事業主や信用情報に傷がある方でも対応できる場合があります。金利は年2〜10%程度と幅があり、最短3日程度での融資実行も可能な業者もあります。

ただし、諸費用が高くなりやすく、金利も銀行より上がる傾向があります。複数社の条件を比較した上で選ぶことが大切です。

どちらを選ぶべき判断基準とは?

急いでいる・信用情報に不安がある場合はノンバンクが現実的な選択肢になります。時間に余裕があり、収入と信用情報が安定しているなら銀行の低金利を活用した方が総返済額を抑えられます。

最初から1社に絞らず、仮審査を複数社で試すことが条件比較の基本です。仮審査は原則として信用情報に傷がつかないため、積極的に使いましょう。

不動産担保ローンの審査基準とは?

担保がある分、審査は無担保ローンより通りやすいと言われます。ただし確認される項目は多く、準備なしで臨むと審査が長引くこともあります。

審査で見られる主な項目とは?

審査では主に次の点が確認されます。

  • 担保不動産の評価額・権利関係(所有者・抵当権の有無)
  • 申込者の収入・返済能力
  • 信用情報(過去の延滞・債務整理の有無)
  • 借入目的・返済計画の合理性
  • 年齢(完済時年齢の上限を設けている金融機関が多い)

不動産の権利関係に問題がある場合(共有名義・既存の抵当権など)は、融資否決や減額になる可能性があります。

審査に通りやすくなる準備とは?

事前に固定資産税の納税証明書・登記簿謄本・収入証明書(源泉徴収票・確定申告書)を準備しておくと手続きがスムーズです。

信用情報に不安がある場合は、CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)の自己情報開示で事前に状況を把握しておくことをおすすめします。自分の信用情報を先に確認することが、審査通過率を上げる第一歩です。

審査に落ちる主な理由とは?

  • 担保評価額が低く、融資可能額が希望額に届かない
  • 返済能力に対して借入希望額が多すぎる
  • 信用情報に延滞・債務整理の履歴がある
  • 担保不動産の権利関係が複雑(共有持分・差押え中など)

これらに該当する場合でも、別の担保を追加したり、借入希望額を調整することで審査が通る可能性があります。

担保でお金を借りる手続きの流れとは?

申し込みから実際に融資を受けるまでには複数のステップがあります。初めて利用する方が特に戸惑いやすいポイントを整理しました。

申し込みから融資実行までの流れとは?

一般的な不動産担保ローンの流れは次のとおりです。

  1. 仮審査申し込み(Web・窓口)
  2. 仮審査結果の通知(数日〜1週間程度)
  3. 本申し込みと必要書類の提出
  4. 本審査・不動産鑑定
  5. 契約・登記手続き(司法書士が対応)
  6. 融資実行

登記手続きが必要なため、融資実行まで最短でも1〜2週間かかるのが一般的です。急ぎの資金調達の場合は、スピード対応を明示しているノンバンクを選ぶか、別の手段と組み合わせる検討が必要です。

必要書類の一覧とは?

個人向けの場合、一般的に以下の書類が求められます。

  • 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
  • 収入証明書(源泉徴収票・確定申告書・給与明細)
  • 不動産関連書類(登記簿謄本・固定資産税評価証明書)
  • 健康保険証
  • 実印・印鑑証明書

事業者の場合は決算書・法人謄本・代表者の個人情報も必要になります。

融資実行までにかかる日数の目安とは?

銀行では2〜4週間程度が一般的な目安です。ノンバンクでは書類がそろっている場合、最短3〜7日程度で融資実行できる業者も存在します。

ただし書類不備・担保評価に時間がかかる場合はさらに日数がのびることがあります。「いつまでに資金が必要か」を最初に伝えることが、スムーズな手続きにつながります。

担保ローンの金利の目安とは?

同じ担保ローンでも、担保の種類や金融機関によって金利は大きく異なります。数字として把握しておくことが大切です。

不動産担保ローンの金利相場とは?

銀行系の不動産担保ローンは年1〜5%程度が目安です。ノンバンクでは年2〜10%前後と幅があります。事業者向けは個人向けより高め(年3〜10%程度)になるケースが多いです。

金利の低さだけでなく、諸費用を含めた総コストで比較することが重要です。登記費用・保証料・団体信用生命保険料などを加えると、実質的な負担額は大きく変わることがあります。

証券・保険担保の金利相場とは?

証券担保ローンは年1〜4%程度が目安で、不動産担保ローンと同水準か低い場合もあります。ただし担保価値が変動するリスク分、一部の金融機関では証拠金維持率の管理が必要になります。

生命保険の契約者貸付は年2〜6%程度が多く、保険の加入時期によって適用利率が異なります。保険に加入した年代が古いほど(いわゆる「お宝保険」)、金利が高くなるケースがある点は見落としがちな注意点です。

金利を下げるために交渉できるポイントとは?

金融機関に対して次の点を交渉材料にできる場合があります。

  • 借入額が大きいほど優遇金利が適用されるケースがある
  • 既存の取引口座・給与振込口座がある銀行は交渉しやすい
  • 返済期間を短くすると金利優遇が受けやすい場合がある

一社だけで決めず、複数の仮審査結果を見せながら条件を引き出す方法が現実的です。

担保ローンのメリットとは?

担保ローンが選ばれる理由には、無担保では実現できないメリットがあります。具体的に整理しておきましょう。

無担保ローンより金利が低い理由とは?

担保があることで、金融機関は万一の場合に資産を売却して回収できる安心感を持てます。その分、貸出金利を引き下げられる仕組みになっています。

カードローンは年10〜18%程度の金利が一般的ですが、不動産担保ローンでは年1〜5%程度から利用できます。金利差が5〜10%以上あることを考えると、借入額が大きいほど担保ローンの恩恵が大きくなります。

高額融資が受けやすい理由とは?

無担保ローンには総量規制があり、年収の3分の1を超える貸付は原則禁止されています。担保ローンは担保評価額を基準に融資額が決まるため、この制限が適用されないケースが多いです。

まとまった事業資金・リフォーム費用・相続関連の資金など、数百万〜数千万円が必要な場面で担保ローンが現実的な選択肢になります。

資金用途が原則自由である点とは?

不動産担保ローン(個人向け)の多くは、教育費・医療費・リフォーム・旅行・老後資金など、使い道を問いません。住宅ローンのように「その物件の購入のみ」という制限がないため、自由度が高い資金調達手段です。

ただし事業者向けの場合、事業目的での利用が前提となる商品もあります。申し込み前に利用目的の確認をしておきましょう。

担保ローンのデメリット・リスクとは?

メリットが大きい一方、担保ローンには無担保にはないリスクが存在します。特に不動産担保の場合は生活基盤に直結するため、冷静に把握しておく必要があります。

返済できなかった場合に何が起きるか?

返済が滞ると、まず金融機関から催促・督促状が届きます。それでも対応できない場合、担保不動産に差し押さえが入ります。その後、競売にかけられ落札された時点で所有権が第三者に移転します。

競売後も退去しなければ不法占拠となり、強制執行の対象になります。「払えなくなったら家が取られる」という話は、実際にこのプロセスを経て起きます。

諸費用(登記・手数料)が高くなりやすい理由とは?

不動産担保ローンを利用する際には、登記費用・司法書士報酬・事務手数料・印紙税などが発生します。これらを合算すると数十万円になるケースもあり、少額借入の場合はコストが見合わない場合があります。

借入金額が少ない場合は、カードローンやフリーローンの方が諸費用込みのコストが低くなることもあります。用途と金額のバランスを事前に確認しておきましょう。

担保評価額が思ったより低くなるケースとは?

金融機関の査定では、市場相場より低い評価額が出ることがあります。立地・築年数・接道条件・災害リスクエリアなどが影響します。

共有名義の不動産の場合、共有者全員の同意が必要になるため手続きが複雑になることもあります。借りられると思っていた金額に届かないケースを想定し、複数の金融機関で査定を受けることが現実的な対策です。

家を担保にする場合に特に注意すべきこととは?

家(自宅)を担保にする場合、他の資産とは異なる注意点があります。生活基盤に直結するため、追加の視点で確認が必要です。

住宅ローン残債がある場合に借りられるかどうかは?

住宅ローンの返済中であっても、担保余力(評価額から残債を差し引いた金額)があれば不動産担保ローンを利用できる可能性があります。

ただし既存の住宅ローンの抵当権が「1番抵当」になっているため、新たに借りる金融機関は「2番抵当」になります。2番抵当は回収の優先順位が下がるため、審査が厳しくなる傾向があります。担保余力が十分にあることが、審査通過の重要な条件になります。

家族が共有名義の場合の注意点とは?

共有名義の不動産を担保に設定する場合、共有者全員の同意・署名・実印が必要になります。配偶者や相続で共有者が複数いる場合、同意を得られないと担保設定ができません。

また離婚や相続が発生した際に、ローンの扱いが複雑になるリスクもあります。家族間で事前に話し合っておくことが重要です。

競売・任意売却になるリスクを避けるには?

返済が厳しくなったと感じた段階で、すぐに金融機関へ相談することが最善の対処です。返済計画の見直しや返済猶予を交渉できる場合があります。

それでも難しい場合は、任意売却(金融機関の同意を得た上での売却)が競売よりも高い価格で売れる可能性があります。任意売却であれば、引越しの時間的余裕も得やすいです。

悪質業者・ヤミ金を見抜く方法とは?

担保ローンを探すプロセスで、悪質業者に接触してしまうリスクがあります。特に審査に不安を抱えているほど、甘い言葉に引き寄せられやすい状況になります。

「審査なし」「ブラックでも可」の表現が危険な理由とは?

「審査なし」「ブラックリストでも絶対借りられる」という広告は、貸金業の適正な運営とは相容れない表現です。登録されている貸金業者は法令上、審査を省略することができません。

こうした表現を使う業者は、法定外の手数料請求や違法金利で貸し付ける無登録業者の可能性が高いです。表現の過激さ自体が、最初の危険信号になります。

金融庁の登録業者確認の具体的な手順とは?

申し込みを検討している業者が正規の貸金業者かどうかは、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で確認できます。

確認手順は次のとおりです。

  1. 金融庁公式サイト(fsa.go.jp)にアクセス
  2. 「貸金業者情報検索」のページを開く
  3. 業者名または登録番号を入力して検索

検索結果に出てこない業者は、無登録業者の可能性があります。この確認を省くことは、大きなリスクにつながります。

怪しいと感じたときの相談先とは?

不審な業者に接触してしまった場合や、強引な勧誘を受けた場合は以下に相談できます。

  • 金融庁: 「金融サービス利用者相談室」(電話・オンライン)
  • 国民生活センター: 消費者ホットライン(188番)
  • 日本貸金業協会: 「貸金業相談・紛争解決センター」

相談は無料で、情報提供だけでも受け付けてもらえます。

担保ローンの審査に落ちた場合の代替手段とは?

担保があっても審査が通らないケースは存在します。そうした場合の代替手段を知っておくことで、選択肢を狭めずに済みます。

リースバックとは何か・担保ローンとどう違うか?

リースバックとは、自宅を売却した後に買い手と賃貸契約を結び、住み続けながら資金を得る方法です。借り入れではなく「売却」なので、審査は不動産の査定が中心になります。

信用情報に問題があっても利用できるケースが多い点がリースバックの特徴です。ただし所有権が移転するため、将来的に買い戻しを希望する場合は条件を事前に確認する必要があります。

任意売却という選択肢とは?

返済が難しくなり、かつ自宅を維持できない状況であれば、任意売却という方法があります。競売と違い、金融機関の同意のもとで市場価格に近い金額での売却を目指せます。

残ったローン残高の扱いについても交渉の余地が生まれやすく、競売に比べて精神的・経済的な負担が軽くなる場合があります。

公的融資制度の活用を検討できるケースとは?

事業資金が目的であれば、日本政策金融公庫の融資制度が選択肢になります。担保不要・低金利の商品もあり、民間金融機関で断られた場合でも相談できます。

生活困窮を背景にした借り入れであれば、社会福祉協議会の「生活福祉資金貸付制度」も確認する価値があります。民間の担保ローンよりも条件が有利なケースがあるため、目的に応じて照合しておきましょう。

よくある質問(FAQ)

担保がなければお金を借りる方法はないか?

担保がなくても、カードローン・フリーローン・消費者金融・クレジットカードのキャッシング枠を使ったお金の借り入れは可能です。ただし年収の3分の1を超える総量規制の対象になります。金額が少額で短期の借り入れであれば、無担保の方が手続きが早く済みます。

親の土地を担保にして自分が借りることはできるか?

可能な場合がありますが、親本人が担保提供者として手続きに参加する必要があります。親が連帯保証人になるケースも多く、親の同意・実印・印鑑証明書が必要です。高齢の場合は完済時年齢の制限が生じる金融機関もあります。事前に条件を確認した上で進めましょう。

賃貸物件(投資用不動産)を担保にすることはできるか?

投資用不動産を担保に対応している金融機関は存在します。ただし自己居住用と比べて評価が厳しくなる場合や、対象エリアが限定されることがあります。収益性(家賃収入)も審査の判断材料になるため、空室率が高い物件は評価が下がりやすいです。

担保ローンの申し込みをしてから断られても問題はないか?

仮審査のみであれば、一般的に信用情報に記録が残りにくいです。ただし本申し込みに進んだ場合、申し込み記録が一定期間信用情報に残ります。複数社への同時申し込みは「多重申し込み」として審査に影響することがあるため、仮審査で比較してから本申し込みに進む順序がおすすめです。

担保を複数設定して融資額を増やすことはできるか?

複数の不動産を担保として提供することで、融資可能額を増やせる場合があります。複数担保に対応している金融機関を選ぶ必要があり、それぞれの不動産について評価・登記手続きが必要になります。手続きが増える分、費用と時間も増加する点を踏まえた上で判断しましょう。

まとめ

担保 で お金 借りる方法は、不動産・証券・保険・動産とさまざまな選択肢があります。金利の低さや高額融資のしやすさはメリットである一方、返済が滞れば担保資産を失うリスクが伴います。この判断は一度設定したら簡単に取り消せないため、返済計画を無理のない水準に設定することが最優先です。

また、担保ローンを検討する際は、悪質業者の見極めと金融庁の登録確認が欠かせません。審査に通らなかった場合でも、リースバックや公的融資といった代替手段があります。いずれの選択においても、まず金融機関や公的な相談窓口に現状を伝えることが、適切な手段を見つける上で最も現実的な一歩になります。

参考文献

  • 「家を担保にお金を借りる3つの方法を解説!メリット・デメリットも紹介」 – 東京スター銀行
  • 「不動産担保ローンとは?家やマンションを担保にしてお金を借りる方法を解説」 – iqrafudosan.com
  • 「不動産担保ローンにリスクはある?メリットや借入時に注意すべきポイントも解説」 – AGビジネスサポート
  • 「家を担保にお金を借りる際のデメリットとリスク」 – セゾンファンデックス
  • 「不動産担保ローンの6つのデメリット!審査に通らない時の対策を解説」 – m-ams.co.jp
  • 「不動産担保ローンのデメリットと「絶対借りられる」の罠|ヤミ金を見抜く5つの安全基準」 – アビック
  • 「知っておきたい担保と保証の違い」 – Biz LENDING(三菱UFJ銀行)
  • 「生命保険会社から借りたお金の利息がふくらみ、保険契約が失効になると言われた」 – 国民生活センター
  • 「契約者貸付制度とは?生命保険でお金を借りる仕組みとメリット・デメリット」 – JCB
  • 「不動産担保ローンではいくら借りられる?借入可能額の目安」 – 資金調達マップ