結婚式のお金がない…貯金ゼロでも挙げられる7つの方法と費用の実態

結婚式のお金がない…貯金ゼロでも挙げられる7つの方法と費用の実態 マネーコラム

「結婚式を挙げたいけれど、お金がない」。そう悩むカップルは少なくありません。結婚式の平均費用は300万円前後といわれます。貯金額と比べて、ため息が出た人もいるはずです。

でも、結婚式はお金がないから無理、と決めるのはまだ早いです。実際に必要なのは総額ではなく「自己負担額」です。支払い方や式のスタイルを工夫すれば、貯金が少なくても実現できます。この記事では、費用の実態と7つの具体策をデータをもとに解説します。

  1. 結婚式のお金がないと悩む人は多い?費用の実態
    1. 結婚式の総額平均はいくら?最新調査のデータ
    2. 自己負担額の平均と計算方法
    3. 貯金が少なくても結婚式を挙げた人はいるのか
  2. なぜ結婚式はお金がかかるのか?費用の内訳とは
    1. 見積もりに含まれる主な項目
    2. 初回見積もりから金額が上がる理由とは
    3. 支払いはいつ?前払い・当日払い・後払いの違い
  3. お金がなくても結婚式を挙げられる7つの方法
    1. 1.ご祝儀払い・後払いプランを利用する
    2. 2.会費制ウェディングを選ぶ
    3. 3.挙式のみ・少人数の食事会スタイルにする
    4. 4.親・親族に援助を相談する
    5. 5.ブライダルローンを検討する
    6. 6.自治体の結婚新生活支援事業を活用する
    7. 7.オフシーズン・お日柄・時間帯で費用を下げる
  4. 結婚式費用はどこを削れる?後悔しない節約の考え方
    1. 節約しても満足度が下がりにくい項目
    2. 削ると後悔しやすい項目
    3. 持ち込み・手作りで削減できる費用
  5. ブライダルローンは使っても大丈夫?仕組みと注意点
    1. ブライダルローンの仕組みと金利の目安
    2. カードローン・フリーローンと何が違う?
    3. 借りる前に確認したい返済計画のポイント
  6. 親に援助をお願いするのは非常識?相談のコツ
    1. 親から援助を受けた人はどれくらいいる?
    2. 援助をお願いするタイミングと伝え方
    3. 援助を受けるときの注意点(贈与税・両家のバランス)
  7. 貯金ゼロから結婚式資金を貯めるには?
    1. まず自己負担額の目標を決める
    2. 式までの期間別・毎月いくら貯めればいい?
    3. ふたりで貯金を続けやすくする仕組みづくり
  8. 式場に値引き交渉はできる?予算を伝えるコツ
    1. 値引き交渉は失礼にあたらない?
    2. 交渉しやすい項目と伝え方の例
    3. 契約前に確認すべき見積もりのチェックポイント
  9. 結婚式をしない・小さくする選択はあり?
    1. フォトウェディングの費用相場とは
    2. 結婚式をしなかった場合に後悔しやすいこと
    3. あとから挙げる「アフターウェディング」という方法
  10. 結婚式のお金に関するよくある質問(FAQ)
    1. 結婚式は最低いくらあれば挙げられますか?
    2. ご祝儀だけで結婚式費用はまかなえますか?
    3. 後払いできる式場はどうやって探せばいいですか?
    4. ブライダルローンの審査に通らない場合はどうすればいいですか?
    5. お金が貯まるまで結婚式を延期するのはありですか?
  11. まとめ
    1. 参考文献

結婚式のお金がないと悩む人は多い?費用の実態

まず知るべきは「実際にいくら必要か」です。総額の平均だけ見ると不安になります。しかし、ご祝儀や援助を差し引いた金額こそが本当の負担額です。最新調査の数字から整理していきます。

結婚式の総額平均はいくら?最新調査のデータ

リクルートブライダル総研の「結婚マーケット調査2025」によると、挙式と披露宴を実施した場合の費用総額は平均298.6万円です。参考として、前身の「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」では総額平均343.9万円、招待客平均52.0人でした。

なお、2025年度から調査の対象と方法が変わりました。過去の数値と単純比較はできません。それでも「披露宴を含めると300万円前後かかる」という目安は変わらないと考えてよいでしょう。挙式のみや食事会スタイルなら、費用はここから大きく下がります。

自己負担額の平均と計算方法

大事なのはここからです。結婚式にはご祝儀が入ります。自己負担額=結婚式の総額−ご祝儀(会費)−親からの援助で計算します。

「結婚マーケット調査2025」では、総額とご祝儀の両方を回答した人の自己負担額は平均158.9万円でした。同調査のご祝儀総額は平均187.1万円です。つまり300万円の式でも、実際に用意するお金は半分程度になるケースが多いのです。ここに親の援助が加われば、負担はさらに軽くなります。

貯金が少なくても結婚式を挙げた人はいるのか

貯金ゼロに近い状態から結婚式を挙げたカップルは実際にいます。方法は大きく2つです。ご祝儀や援助を支払いに充てるか、費用そのものを小さくするかです。

たとえば挙式のみのプラン、少人数の食事会、会費制パーティーなどです。後払いに対応した式場を選べば、手元資金が少なくても契約できます。「今の貯金額」だけで結論を出す必要はありません。

なぜ結婚式はお金がかかるのか?費用の内訳とは

対策の前に、お金がかかる仕組みを知っておきましょう。内訳と支払いタイミングを理解すると、削れる場所と資金計画が見えてきます。ここが結婚式のお金の不安を解消する土台になります。

見積もりに含まれる主な項目

結婚式の見積もりは、大きく分けると次の項目で構成されます。

項目 内容の例
会場・挙式料 挙式料、会場使用料、音響・照明
飲食 料理、飲み物、ウェディングケーキ
衣装・美容 ドレス、タキシード、ヘアメイク
装花・演出 会場装花、ブーケ、映像演出
写真・映像 スナップ撮影、記録ビデオ
ペーパー・ギフト 招待状、席次表、引き出物

このうち金額が大きいのは飲食と衣装です。飲食はゲスト人数に比例します。人数設計が総額を左右する、と覚えておいてください。

初回見積もりから金額が上がる理由とは

「契約時より最終見積もりが高くなった」という声はよくあります。理由は単純です。初回見積もりは最低ランクの料理や衣装で計算されていることが多いからです。

打ち合わせが進むと、料理のランクアップや衣装の追加が発生します。その結果、最終金額は初回見積もりから数十万円上がるのが一般的です。契約前に「上がりやすい項目を含めた見積もり」を出してもらいましょう。これだけで資金計画のズレを防げます。

支払いはいつ?前払い・当日払い・後払いの違い

お金がない人にとって、金額と同じくらい重要なのが支払いタイミングです。式場の支払い方式は主に3つあります。

方式 支払い時期 特徴
前払い 挙式の1〜2週間前まで 最も多い方式。ご祝儀を充てられない
当日払い 挙式当日 ご祝儀を受け取ってから精算できる
後払い 挙式後の指定日まで ご祝儀を支払いに充てやすい

前払いの式場では、ご祝儀が入る前にお金が必要です。貯金が少ないなら、当日払いか後払いに対応した式場を軸に探すのが現実的です。契約前に必ず支払い時期を確認してください。

お金がなくても結婚式を挙げられる7つの方法

ここからが本題です。貯金が少なくても結婚式を実現する方法は、大きく7つあります。自分たちの状況に合うものを組み合わせてください。1つに絞る必要はありません。

1.ご祝儀払い・後払いプランを利用する

ご祝儀払いとは、当日受け取ったご祝儀を支払いに充てる方法です。後払いプランなら、挙式後の入金にも対応できます。手元資金が少ない人にとって最初に検討すべき選択肢です。

ただし、すべての式場が対応しているわけではありません。式場探しの段階で「ご祝儀払いは可能ですか」と確認しましょう。相談カウンターで「後払い対応の式場」と条件を伝えて探す方法もあります。

2.会費制ウェディングを選ぶ

会費制は、ご祝儀の代わりに一律の会費をもらうスタイルです。会費は1人1万〜2万円程度が目安です。料理や演出をシンプルにするぶん、自己負担を小さく設計できます。

ゲスト側の負担も軽くなります。ご祝儀3万円より参加しやすい、という声もあります。「豪華さより気軽さ」を大切にしたいカップルに向いたスタイルです。北海道では主流の形式で、全国でも広がっています。

3.挙式のみ・少人数の食事会スタイルにする

披露宴をなくすだけで、費用は大きく変わります。挙式のみなら数万円〜30万円程度のプランもあります。家族だけの食事会を組み合わせても、100万円以下に収まるケースが多いです。

人数が減れば飲食費が減ります。装花や演出も最小限で済みます。「大勢に見せる式」ではなく「大切な人に感謝を伝える式」と考えると、このスタイルの満足度は高くなります。

4.親・親族に援助を相談する

親からの援助は、実は珍しいことではありません。「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」では、約7割のカップルが親や親族から援助を受けています。金額は100万円を超えるケースも多く報告されています。

「頼るのは申し訳ない」と感じるかもしれません。しかし親世代にとって、子どもの結婚式への援助は一般的な慣習です。相談すること自体は失礼ではありません。伝え方のコツは後の章で詳しく説明します。

5.ブライダルローンを検討する

ブライダルローンは、結婚式費用に使い道を限定したローンです。銀行や信販会社が提供しています。前払いの式場でも、ローンを使えば手元資金なしで支払えます。

ただし借金であることに変わりはありません。「ご祝儀で一括返済できる範囲」を上限にするのが安全な使い方です。金利や審査の詳細も後の章で解説します。

6.自治体の結婚新生活支援事業を活用する

国と自治体による「結婚新生活支援事業」という補助制度があります。新婚世帯の住居費や引越し費用を補助する仕組みです。夫婦とも39歳以下、世帯所得500万円未満などの条件で、上限30万円(29歳以下は上限60万円)の補助を受けられる自治体があります。

結婚式費用そのものは対象外です。それでも、新生活の出費が補助されれば、そのぶん式に回せるお金が増えます。実施の有無や条件は自治体と年度で異なります。お住まいの市区町村の窓口で確認してください。

7.オフシーズン・お日柄・時間帯で費用を下げる

同じ式場でも、日程しだいで価格は変わります。人気が集中する春と秋は高く、夏と冬は割引プランが出やすい時期です。仏滅などのお日柄や、平日・ナイトウェディングも狙い目です。

条件 費用が下がりやすい選び方
季節 7〜8月、1〜2月
お日柄 仏滅、赤口
曜日・時間 平日、日曜夕方、ナイト挙式

日程の柔軟さは、そのまま値引きの材料になります。「日程はお任せします」と伝えられるカップルほど有利です。

結婚式費用はどこを削れる?後悔しない節約の考え方

節約には向き不向きがあります。何でも削ればいいわけではありません。ゲストの体験に関わる部分を削ると、後悔につながりやすいのです。削ってよい場所と悪い場所を分けて考えましょう。

節約しても満足度が下がりにくい項目

自分たちに関する項目は、削っても満足度が下がりにくい傾向があります。代表例はペーパーアイテム、ウェルカムグッズ、映像演出です。招待状はWEB招待状にすれば、印刷費と郵送費がほぼゼロになります。

装花もボリューム調整がしやすい項目です。高砂だけ豪華にして、ゲストテーブルはシンプルにする方法もあります。**「写真に残る場所にお金を集中させる」**と、費用対効果が上がります。

削ると後悔しやすい項目

一方で、ゲストが直接受け取るものは削らないほうが安全です。具体的には料理、飲み物、引き出物です。料理のランクを下げた節約は、ゲストの記憶に残りやすく後悔につながります

写真も注意が必要です。当日は一度きりで、撮り直しができません。「アルバムは不要でもデータは残す」など、最低限のラインを決めておきましょう。節約は「ゲスト体験と記録以外」から手をつけるのが原則です。

持ち込み・手作りで削減できる費用

式場を通さず自分で用意する「持ち込み」も節約になります。対象になりやすいのは、ドレス、カメラマン、ブーケ、ペーパーアイテムです。外部で手配すると、式場価格より安く済むことがあります。

ただし式場によっては持ち込み料がかかります。持ち込み料と節約額を比べて、得になるか計算してから決めることが大切です。持ち込み自由をうたう式場紹介サービスを使う方法もあります。契約前に持ち込みの条件を確認しておきましょう。

ブライダルローンは使っても大丈夫?仕組みと注意点

ローンと聞くと不安になるかもしれません。ただ、仕組みを知れば怖いものではありません。問題は「どの種類を、いくら借りるか」です。ここでは金利の目安と安全な使い方を整理します。

ブライダルローンの仕組みと金利の目安

ブライダルローンは目的別ローンの一種です。結婚式や新婚旅行など、使い道が結婚関連に限定されます。銀行系では年5〜7%前後の金利が目安です。信販系はやや高めになる傾向があります。

使い道が限定されるぶん、審査では見積書や契約書の提出を求められます。手間はかかります。その代わり、使い道自由なカードローンより金利が低く設定されているのが利点です。金利と条件は必ず各社の公式サイトで最新情報を確認してください。

カードローン・フリーローンと何が違う?

「審査が早いから」とカードローンを選ぶのは避けたい選択です。違いを表で比べてみましょう。

種類 金利の傾向 特徴
ブライダルローン 低め(年5〜7%前後) 使い道限定。見積書が必要
フリーローン 中程度 使い道自由。一括借入
カードローン 高め(上限は年18%程度) 手軽だが金利負担が大きい

同じ100万円を借りても、金利差で返済総額は数万円以上変わります。急いでいても、まずブライダルローンから検討するのが順序です。

借りる前に確認したい返済計画のポイント

借入額の決め方には目安があります。「ご祝儀で返せる範囲+月の返済が家計の1割以内」です。ご祝儀は平均187.1万円というデータがあります。ただしゲスト数で大きく変わるため、自分たちの人数で試算してください。

もう1つの注意点は借入時期です。住宅購入を近く予定しているなら、ローン残債が住宅ローン審査に影響することがあります。結婚式のための借入は、返済期間を短く設定することをおすすめします。

親に援助をお願いするのは非常識?相談のコツ

親への相談は気が重いものです。「自立していないと思われないか」と悩む人もいます。しかしデータを見ると、援助はごく一般的です。大切なのは頼み方とお金の扱い方です。

親から援助を受けた人はどれくらいいる?

「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、親や親族から援助を受けたカップルは約7割にのぼります。援助額は100万円を超えることも珍しくありません。

つまり、援助を受けることは例外ではなく多数派です。親世代自身も、自分たちの結婚時に援助を受けた人が多くいます。「頼ったら恥ずかしい」という思い込みは、一度手放して考えてみてください。

援助をお願いするタイミングと伝え方

相談のタイミングは、式場契約の前がベストです。契約後に「足りない」と伝えるより、計画段階で相談するほうが親も応じやすくなります。両家顔合わせの前後も自然な機会です。

伝え方のポイントは、丸投げにしないことです。自分たちで用意できる金額を先に示し、不足分を具体的に伝えると誠実さが伝わります。「総額◯万円のうち、◯万円は自分たちで準備します」という形です。金額を親に委ねず、こちらから目安を示しましょう。

援助を受けるときの注意点(贈与税・両家のバランス)

お金の面で2つ注意点があります。1つ目は税金です。贈与税には年間110万円の基礎控除があります。また、結婚式費用を親が式場に直接支払うなど、通常必要な費用の負担は課税対象にならないケースがあります。判断に迷う金額なら、国税庁の情報や税務署で確認してください。

2つ目は両家のバランスです。片方の家だけ高額の援助をすると、あとで気まずさが残ることがあります。援助額と分担の考え方は、両家で早めに共有しておくとトラブルを防げます。

貯金ゼロから結婚式資金を貯めるには?

後払いや援助を使うにしても、ある程度の自己資金はあったほうが安心です。ここでは、今日から始められる貯め方を説明します。ポイントは目標額と期間を先に決めることです。

まず自己負担額の目標を決める

やみくもに貯めるのは続きません。最初に「いくら必要か」を計算しましょう。式のスタイルを仮決めして、総額からご祝儀見込みと援助見込みを引きます。残った金額が目標です。

たとえば総額250万円、ゲスト50人でご祝儀150万円と見込むなら、差額は100万円です。援助が50万円あれば目標は50万円になります。目標額が決まると、月にいくら貯めるかが自動的に決まります

式までの期間別・毎月いくら貯めればいい?

準備期間ごとの月額を表にしました。目標100万円と50万円の場合です。

式までの期間 目標100万円 目標50万円
6か月 月16.7万円(2人で) 月8.4万円
12か月 月8.4万円 月4.2万円
18か月 月5.6万円 月2.8万円

2人で割れば、1人あたりはこの半分です。月々の負担が重いと感じたら、式の時期を後ろにずらすのも立派な選択です。準備期間は節約プランを探す時間にもなります。

ふたりで貯金を続けやすくする仕組みづくり

貯金は根性より仕組みです。おすすめは結婚式専用口座を作り、給料日に自動で移す「先取り貯金」です。残ったお金で生活する形にすると、意思の力に頼らず貯まります。

もう1つは進捗の見える化です。月に1回、2人で残高を確認する日を決めましょう。貯金がゲームの進行度のように見えると、続けるのが楽になります。どちらかが負担に偏らないよう、収入に応じた分担率も最初に話し合っておくと安心です。

式場に値引き交渉はできる?予算を伝えるコツ

「お祝い事で値引き交渉なんて」とためらう人は多いです。実は、ブライダル業界で交渉は珍しいことではありません。伝え方さえ丁寧なら、失礼にはあたりません。

値引き交渉は失礼にあたらない?

結論から言うと、交渉は一般的な行為です。式場側も、成約のために割引やサービスの余地を用意していることがあります。実際に数十万円単位の調整に応じてもらえた事例も紹介されています。

大切なのは態度です。「安くしろ」ではなく「予算内で実現したい」という相談の形にします。予算の上限を正直に伝えることが、最も効果的な交渉になります。プランナーは予算がわかるほど提案しやすくなるからです。

交渉しやすい項目と伝え方の例

値引きに応じてもらいやすいのは、衣装のランクアップ無料、装花のサービス、挙式料の割引などです。日程に幅を持たせると、さらに交渉の余地が広がります。

伝え方は具体的な金額とセットにします。文例を用意しました。

本日の見積もりから、あと20万円ほど調整いただけたら、
このままこちらの会場に決めたいと考えています。
難しい場合は、衣装や装花の特典で調整いただくことは可能でしょうか。

「決める意思がある」と伝わる交渉は、式場側も前向きに検討しやすくなります。複数の式場を見学して、他社の見積もりを持っておくことも材料になります。

契約前に確認すべき見積もりのチェックポイント

契約前のチェックで、あとからの予算オーバーを防げます。確認すべき点は次のとおりです。

  • 料理と飲み物のランクは中間以上で計算されているか
  • 衣装は追加や小物代を含んだ金額か
  • 持ち込み料の有無と金額
  • 支払い時期(前払いか後払いか)
  • キャンセル料の発生時期と金額

特に重要なのが支払い時期とキャンセル規定です。「安く見える初回見積もり」ではなく「最終金額に近い見積もり」で比較することが、お金がない人ほど大切になります。

結婚式をしない・小さくする選択はあり?

どうしても資金が厳しいなら、式の形を変える選択もあります。写真だけ残す方法や、あとから挙げる方法です。「今すぐ披露宴」だけが正解ではありません。

フォトウェディングの費用相場とは

フォトウェディングは、挙式をせず写真撮影だけを行うスタイルです。費用の目安はスタジオ撮影で5万〜15万円、ロケーション撮影で15万〜30万円程度です。披露宴と比べると、1桁小さい予算で実現できます。

衣装もヘアメイクもプランに含まれることが多いです。「ドレス姿を残したい」という希望だけなら、フォトウェディングで十分叶います。両家の顔合わせ食事会と組み合わせるカップルも増えています。

結婚式をしなかった場合に後悔しやすいこと

式をしない「ナシ婚」を選んで、あとから後悔する人もいます。多いのは「親にドレス姿を見せたかった」「友人に直接感謝を伝える機会がなかった」という声です。

後悔を防ぐには、やらない理由を2人で言葉にしておくことです。「お金がないから諦めた」のか「必要ないと判断した」のかで、数年後の気持ちは変わります。消去法ではなく選択として決めることが、後悔しない分かれ目です。

あとから挙げる「アフターウェディング」という方法

入籍と結婚式を切り離す方法もあります。先に入籍して、お金が貯まってから式を挙げる形です。結婚1周年や子どもの誕生に合わせて挙げるカップルもいます。

この方法なら、焦ってローンを組む必要がありません。時間を味方につければ、割引時期を狙う余裕も生まれます。「今は挙げない」は「一生挙げない」とは違います。選択肢として持っておくだけで、気持ちが軽くなるはずです。

結婚式のお金に関するよくある質問(FAQ)

最後に、結婚式のお金がないと悩む人からよく寄せられる質問に答えます。細かい疑問はここで解消してください。

結婚式は最低いくらあれば挙げられますか?

挙式のみなら数万円〜30万円程度から可能です。家族との食事会を加えても、50万〜100万円が目安になります。

後払い対応の式場やご祝儀払いを使えば、手元資金がほぼゼロでも契約できるケースがあります。まずは「どの形式なら予算内か」を相談カウンターや式場見学で確認してみてください。

ご祝儀だけで結婚式費用はまかなえますか?

総額をすべてまかなうのは難しいです。ご祝儀総額の平均は187.1万円、費用総額の平均は298.6万円というデータがあります。差額の自己負担が発生するのが一般的です。

ただし、少人数の食事会や会費制なら、ご祝儀・会費で大部分をカバーできる設計も可能です。人数と料理単価のバランスがカギになります。

後払いできる式場はどうやって探せばいいですか?

式場検索サイトの条件絞り込みで「後払い」「ご祝儀払い」を指定する方法が手軽です。無料の結婚式相談カウンターで「後払い対応の式場を紹介してほしい」と伝える方法もあります。

見学時には、支払い期日と対応条件を書面で確認してください。「後払い可」でも一部前金が必要な式場があるためです。

ブライダルローンの審査に通らない場合はどうすればいいですか?

まず、借入希望額を減らして再申請する方法があります。式の規模を見直し、必要額そのものを下げるのが先決です。

それでも難しい場合は、後払い式場への変更、親への相談、挙式時期の延期を検討してください。金利の高いカードローンで穴埋めするのは、返済負担が重くなるため避けたい選択です。

お金が貯まるまで結婚式を延期するのはありですか?

十分ありです。入籍と挙式は別々にできます。1年延ばせば、月5万円の貯金で60万円作れます。

延期する場合は、招待予定のゲストや親に早めに伝えておくと安心です。準備期間が延びるぶん、割引時期を狙ったり持ち込みを検討したりする余裕も生まれます。

まとめ

結婚式のお金の不安は、「総額」ではなく「自己負担額」と「支払い時期」で考えると小さくなります。後払いや会費制、援助、補助金を組み合わせれば、貯金が少なくても選べる道は複数あります。

見落としがちなのが、結婚式以外の出費です。婚約指輪や結婚指輪、新居の初期費用、引越し代も同じ時期に重なります。式の予算だけで考えると、あとで家計が苦しくなりかねません。結婚にかかるお金全体を1枚の表にして、優先順位をつけてみてください。最初の一歩としては、無料の結婚式相談カウンターで「予算◯万円・後払い希望」と伝えることをおすすめします。今日、2人で自己負担額の試算をしてみることから始めましょう。

参考文献

  • 「結婚マーケット調査2025」-「リクルートブライダル総研」
  • 「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」-「リクルートブライダル総研」
  • 「結婚新生活支援事業」-「こども家庭庁」
  • 「No.4405 贈与税がかからない場合」-「国税庁」
  • 「貸金業法のキホン」-「金融庁」