ピアノを弾く人にとっては、避けては通れない問題があります。
それは、手が動きづらい事態です。
もちろん、手が動かなければピアノをうまく弾けないのは当たり前でしょう。
しかし、シンプルな問題ながら、対処が難しくもあります。
そこで、今回は手が動きづらくなった時の解決法についてお伝えします。
速弾きできなくなる
ピアノで手が動きづらい原因はいくつかあります。
その中でも最も多い理由は、寝起きと寒さでしょう。
寝起きには、体の活動がまだ鈍くなっています。そんなときにピアノはうまく弾けませんよね。
体を徐々に目覚めさせる必要があります。また、冬には手がかじかんでしまいます。
手がかじかんでしまうと、指先の感覚がほとんどなくなってしまいます。
すると、ピアノを弾いても感触がしないようになってしまいます。
その結果、特に速い曲はそうですが、まったくピアノが弾けなくなってしまいます。
これは困りますよね。そこで、手が動かなくなったときにすることがあります。
体を温める
まずは、強制的に手を温めましょう。ストーブの前に手をかざしたり、湯船に浸かることも有効でしょう。
体全体を温めることで、自然と指先まで温まります。指が温まれば、ピアノも弾きやすくなりますよね。
ストーブやお風呂を使っているときには、手も動かしながらにしましょう。
適当でいいので、指先を動かしておけばその分だけ手が温まりやすくなります。
最初は手の動きが鈍いですが、だんだんと指先の感覚が戻ってくることが実感できるでしょう。
完全に動くようになったら、ピアノの練習に戻りましょう。
日常的に手を動かしておく
そもそも、指の動きを向上させておくことも有効です。
ハノンなどを通して指が回るようにしておけば、すぐにもとの状態に戻りやすくなります。
指を普段から動くようにしておけば、指が動きづらかったとしても、ある程度は動くようになります。
また、暇な時間にも手を動かす癖をつけましょう。
そもそも手が動きにくくなる原因は、手を動かさない時間が長時間続くことにあります。
つまり、手を常日頃から動かして手の血行を良くすれば、指が動きやすくなります。
意外と指を全く動かさない時間は多いです。
テレビを見ているときや歩いているとき、ボーッとしているときに指を動かすようにしましょう。
このような時間に指の動きを意識するだけで、指のコンディションをキープできます。
また、利き手とは逆の手、小指や薬指には特に意識を持ってきましょう。動きづらい指を意識して動かすことも大切です。
コメント