ゴースト ニューヨークの幻

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現実と霊界とが混然一体とななりゴッチャにしたストーリーの展開になっていますが、実の大元は強烈に激しい恋愛映画となっていて、展開そのものも淡い恋愛というより、スリリングでハラハラ、ドキドキのドラマというのも珍しいです。

総評としては切ない、切ないラブストリーなんです、でも・・。

死んで亡くなっても死に切れず、恋人を想い昇天出来ずにおり、それがやがてトンでもない事件に巻き込まれて、恋人を救い出すと言う。

切ないながらも、スリルとサスペンスを織り交ぜた思わぬ方向へ、今度はハラハラドキドキさせられ、更に、超常現象も織り交ぜて、一寸した緊張の笑いを織り込んで展開するという素晴らしさであります。

ストーリーとしては、自動車事故で死んで、亡くなってしまっても死に切れず、恋人を想いながらゴーストとして俗界に彷徨(さまよう)っているが、それがやがてトンでもない事件に巻き込まれて、恋人を救い出すと言う。

単調ながらも丁寧に撮られた感じのする作品で、主演のデミー・ムーアのハスキーな声と感極まってホロリとこぼす涙、幽霊となったパトリック・スウェイジは、さすがダンサー出身なだけあって引き締まった筋肉質の肉体美もかっこいいでしょう。 

それに、「天使にラブソング」のウーピーゴールドバーグが、占い師役で笑いを飛ばしながらも強烈な個性をはじき出し、映画の芯を作っている引き立て役は実にいい。

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兎に角、ただの恋愛映画じゃなくて、笑えるところもあり、手に汗握る展開もあって、感動もあって家族みんなで大いに楽しめる映画です。

それと、テーマ音楽となるライチャス・ブラザーズの「アンチェインド・メロディ」が、甘く、切なく響いていて、じつはこの曲も直後に大ヒットすることになるのですが。

因みに、ゴーストは幽霊ですから本来は幽霊の姿で見えているはずですが、この映画のストーリー中の現実の世界ではでは姿が全く見えない透明の存在で透明人間、否、透明幽霊なのです。

更にこの脇役の幽霊。ゴーストは見えないばっかりに現実の世界では全く力量(現実の世界では小さな物でも実際に動かす力)はまったくないのです。

しかし、このゴーストは何とか力量を得ようと涙ぐましい努力をするのですが、此等も見どころの一つと言っていいでしょう。

まとめとして、一寸、信じられない、切ない恋愛物語ですが、でも・・。

恋愛要素の一寸切ないストーリーながらも、何ともスリルとサスペンスを適度に織り交ぜて、物語は思わぬ方向へ展開します。 

遂にはハラハラ、ドキドキさせられ、更に、超常現象(ゴーストだから当たり前・・?、)もあって、緊張の中にも笑いを混ぜ込んで展開するという素晴らしさであります。

1990年のアメリカ・パラマウント映画(恋愛映画)

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